あなたの平和憲法を知っていますか?【Web版】

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 日本国憲法・平和憲法ってなに?

 ほんの数十年まえに、日本軍国主義による侵略戦争がおこり、アジア諸国の人民2千万人と日本の300万人以上の人たちが犠牲になりました。人類が始めて経験した原爆による無差別殺戮も含め、20世紀のアジアにおける最大の惨禍だと言われています。

 そして、想像を絶する苦しみと歴史的教訓から、平和をこころから希求して制定されたのが、現在の日本の憲法、「平和憲法」です。平和主義と国民が主権であること、そして基本的人権が守られることが定められています。

再び戦争を起こしたり巻きこまれないことを願って、第9条では、「戦争の放棄・戦力の不保持・交戦権の否認」を宣言しています。この60年もの間、直接戦争にまきこまれず、戦争という名のもとに人を殺すことを国民の誰もが強いられなかったのは、第9条があったからです。

 そして、平和憲法は、国連憲章の内容とほぼ同一のものであり、国連憲章の「戦争の違法化」からさらに「戦争の廃止」へとみちびく貴重なものであると、世界中の心ある人々から高く評価されています。

 戦中の明治憲法では、国益を守るため人権は全く無視され、権力が暴走しました。それは法によって権力を縛るのではなく、国民を縛り自由や人権を奪うものでした。わたしたちの平和憲法は、政府が再び暴走して戦争しないように、そして悲惨な社会にならないよう、国民のために制定されたものです。

 9条の会の井上ひさし氏は、「私たちがときの政府に対して命令するというのが憲法です。それで、ときの政府が国民に命令するのが法律です。では、その国民の命令と政府の命令がぶつかった場合にどうするか。常に憲法のほうが優越する」と分かりやすく説明されています。

 憲法は、権力を制限することによって、国民の権利、自由、安全などを確保するためのものです。

 憲法は国民のものであり、すべての国民は憲法によって守られています。
 

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